ログイン名パスワード
<< 2024/05 >>12345678910111213141516171819202122232425262728293031
08/10/22 11:37 / 竹屋さんの日記

放置放任竹林を考えて
記事へのリンク



みなさん、こんにちは。

私の7年前に書いた原稿でございます。

宜しかったら一読下さい。     感謝

テーマ「竹とともに生きる人びとのネットワーク」

古橋竹材店  代表 古橋 一成

近年、わが国の竹産業は極めて厳しい状況にあると思います。

なぜなら、海外からの竹(原竹)・竹製品の輸入による商品価格の低価格化に伴い、竹を切る職人、竹製品を作る

職人の後継者不足という問題が生じており、これからの日本の竹産業全体に大きな課題を

呼びおこしているからであります。“海外依存型”日本の竹産業を模索している今日と言えましょう。

私どもは日頃、竹産業に係わる様々な分野の方と情報交換する中で、ネットワークを形成し独自の提案・

取り組みを行って参りました。ここでいくつかの取り組みについてご報告させていただきます。


平成11年9月、静岡県内の竹炭愛好家からなる「静岡県たけすみ研究会」を発足。翌年10月にはNPO法人として

展開を開始致します。(会の運営の在り方について役員と事務局との間で意思の疎通が取れず、

現在は一応休眠状態となっております。)

また平成13年2月には、静岡県林業振興室のご協力を得ながら、さらに竹産業全般の枠組みの中で

「静岡県竹プロジェクト協会」を発足。

現在問題視されている“里山の保全”をテーマの一つに掲げながら、竹産業の活性化を図るとの目的で

出発致しました。

竹産業に携わる(里山関係者をはじめ竹に興味をもつ)方々と行政が一体となり新たな試みを展開、

協議する中で例えば、@里山・竹林の保全・管理と担い手の養成(林業従事者の中から)について

A竹管理認定制度についてB地域性を生かした竹の差別化についてC先人から受け継いだ竹の様々な活用方法について

D竹の新用途の活用方法についてE竹の流通と価格について、などの問題提起・議論がなされました。

引いては冒頭に述べた後継者育成の観点から、何をメリットとしていけばよいのかとの問いに対し、

市場価格と現実価格とのすり合わせ、つまり手間代(人工)の算出を計っていくための調査が

必要であるとの結論に達しました。

現在は行政と連携を取りながら、さまざまなイベントに参加する予定であります。

(2004年国際園芸博覧会にも提案中) 最後に私事になりますが私は常日頃、いろいろな取り組みに対して

興味を示しチャレンジして参りました。

微生物関連(土壌)について勉強する中で、《竹炭との出逢い》にも恵まれました。さらには水や家畜に

ついても学ぶ機会を得ることが出来ました。

振り返ってみますとさまざまな分野の方との出会いがあったからこそ、今日のような竹・竹炭を中心とした

人々のネットワークを形成することが出来たのだと実感致します。

ジュビロ磐田のトレーナーとの出会いをはじめ多くの体験(実績)を積ませていただきました。

インターネットからも私どもの活動を多くの方に着目していただき、

その縁で「みのもんたのおもいっきりテレビ」にも2回取り上げていただき、そこからさらなる人々との

連帯の輪が拡がりました。素直な心で、人と人との心を結ぶ竹を中心としたネットワークづくり。

さらに心を込めて育んで参る決意であります。

以上が7年前の私の気持ちでした、今では自分を愛し竹を愛し人を愛して素直に行政抜きで楽しんでいます。

時代と共に考え方も変わりますね。

過去を振り向かない、しかしこの原稿を読むことにより放置放任竹林の活用方法の提案が出来たらと思うこの頃です。

みなさん、これからの時代、楽しい出来事が多々ありますよ。

ワクワクと人生を楽しみましょうね。

ブログをご覧頂いている皆様のご健康とご多幸を心より祈りつつ。

ありがとうございます。 感謝

[更新日付:2008/10/22 11:37:04]